「KarenWorksサポートグループ」の月に一度のイベントデー。今日は、ノーテーマで出入り自由のいつも以上にざっくばらんとした会でした。3名の方にご参加いただきました。
サポートグループの会では、以前開催したワークショップでつくったページに、ご自身で手を加えてブラッシュアップしたものを拝見して、その感想やフィードバックをお話しています。ワークショップでお伝えしたことを活かしてくださっていることがわかり、私にとってもとてもうれしい時間です。ただ、このごろは、改善点をどうやって伝えたらいいかな、と考える場面が増えてきました。
要件や設計について伝えたい
たとえば、ページに書かれている文章がとても長い場合。見出しをつけたり、強調したい文字に装飾を入れたり、ページの構成を変えたり、そもそも文章を削ったり……と、いろいろやれることはあります。が、私がつくるならすぐに手が入れられることでも、ご自身で変えてもらうとなると簡単にはいかないこともある。また、見た目を変えることよりも前に、伝えたいことを整理して要件を決めたり、情報をどのように配置するかの設計について伝えたほうがわかりやすいのかな、とこのごろは思いはじめています。
でも、「何を誰に伝えたいか」「つくるページにどういう役割を持たせたいか」ということって、誰かと話しながら考えたほうがはかどることも多い。特にひとりで仕事をしている人は、自分の頭の中だけで考えがぐるぐる回って整理しにくかったり、客観的な視点を持ちづらかったりもします。
だから、ページをつくる前の段階は人と会話して決めていく。私が「壁打ちの壁」になって、要件を整理する。そして、ページの設計までやって、なんなら初回は代わりにページを作ってお渡しする。その一連の流れを体感していただくのがいいのかな、と。そして、ご自身で情報が更新できるようにして、ちょっとずつご自身でできる部分を増やしていくほうがいいのかな、と思います。
ページは自分の考えを外に出して伝えるツール
以前、ワークショップ形式で開催した理由は、「ご自身で情報を更新して欲しい」から。日々、伝えたいことや考えていることは変わるし、変わったことを自分で書いてページに載せることで、それを見てあらためて気がつくこともある。そういう、自分の考えを「外に出して」「人に届ける」ツールとして、ページをつくることが広められたらいいな、と思ったからです。
その思いは変わっていないし、より強くなってもいるけれど、それを体感、実現するための方法は、もっといろいろある。試行錯誤しながら、柔軟に考えていきたいものです。そもそも、ページをつくるのは全部お任せで更新だけ自分でできたらいいという人もいらっしゃるだろうし、それぞれの希望に合わせてお手伝いができれば。今日の会では、そんなことを思いました。